古来より、柘植はその強度と硬さから、狩猟用の道具や武器の製造に使用されていました。中世になると、宝飾品の製造に必要な金や銀を、ハンマーで叩いて成形するための金型作りに使われました。そして300年前には、その物理的、音響的特性から、楽器製作の名手たちに選ばれる木材となりました。柘植は非常にゆっくりとした成長速度(10年から15年ごとに、直径1cm、高さ50cm程度成長)により、その密度はグレナディラに匹敵します。
検索
Légende Boxwood
〈ビュッフェ・クランポン〉は、近年の技術革新の粋を集めた柘植製のクラリネットを、発表できることを大変嬉しく思います。軽量で、かつグレナディラのクラリネットと同様に丁寧に製造されたこのクラリネットは、よりソフトで丸みを帯びた音色、独特の響きを特長とする類まれな楽器です。
現代の楽器と同様に品質が高く、演奏に適したクラリネットを作るため、柘植製“レジェンド”は一部のトーンホールへのグリーンラインの使用、人間工学に基づいたリング、金めっきのキーポストと管体リング、そして「伝説」の名に相応しい内径など、グレナディラ製“レジェンド”の技術的特徴をすべて引き継いでいます。
柘植製の“レジェンド”は、歴史的な材料による真正性と、現代クラリネットの高い信頼性を求める音楽家にとって、室内楽や室内オーケストラのためのレパートリーの演奏に相応しいクラリネットです。
※ 限定受注生産となります。また、極めてデリケートな製品となりますため、試奏は世界各国の〈ビュッフェ・クランポン〉ショールームに限らせていただいております。
※ 柘植製“レジェンド”に関する亀井良信氏、芳賀史徳氏の対談インタビュー記事「柘植製“レジェンド”による初のデュオリサイタル」もぜひご覧ください。
BC1156BL-2
in Bb
BC1256BL-2
in A