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【新製品のお知らせ】B♭クラリネット“BCXXI”

2021年11月12日、〈ビュッフェ・クランポン〉は、B♭クラリネットの新製品 “BCXXI”(読みかた:びーしー・にじゅういち)を、世界同時で発表いたしました。“BCXXI”は従来のB♭クラリネットとは一線を画す新しいタイプの最高品質のプロフェッショナルモデルで、〈ビュッフェ・クランポン〉クラリネットの21世紀の技術革新のはじまりを象徴する楽器です。

“BCXXI” B♭クラリネットの日本での販売は2022年を予定しております。発売時期や価格等につきましては、改めてご案内させて頂きます。
なお、Aクラリネットの発売の予定はございません。

 

「革命を起こすだけでなく、夢を見なければならない」(ピエール・ブーレーズ)

ルイ=オーギュスト・ビュッフェとイアサント・クローゼは、19世紀のクラリネットの歴史における最初の偉大な革新者です。彼らはベーム式可動リングを採用し、最初のポリシリンドリカルボアの土台を作り、新しい音の概念を生み出しました。

20世紀の〈ビュッフェ・クランポン〉の象徴的存在であるロベール・カレは、ジャック・ランスロとのコラボレーションにより、クラリネット製作における基本的な音響技術を完成させ、伝説的な2つの機種を生み出すことにより、〈ビュッフェ・クランポン〉のポリシリンドリカルデザインを改良しました。1955年と1975年にそれぞれ発売された“R13”と“RC”です。これらのモデルは、今日でも研究開発の参考となっています。〈ビュッフェ・クランポン〉クラリネットの最上位機種である、“Tosca”、“Divine”、“Légende”は、いずれも20世紀に開発された機種の系譜に属しています。

20世紀末、〈ビュッフェ・クランポン〉はグリーンラインの開発により、原材料の構造に革命を起こしました。グリーンラインは、グレナディラの音響的、機械的品質を維持しつつ、割れのリスクを軽減するエコロジーな複合材です。

今日、〈ビュッフェ・クランポン〉は、研究開発チームが長年夢見てきた21世紀の新たな進化の道を進みます。それは、あらゆる限界を押し広げる、次世代のクラリネットです。

〈ビュッフェ・クランポン〉のエリック・バレと、テスターを務める4人の音楽家、ミシェル・アリニョン、ニコラ・バルディルー、マルティン・フレスト、ポール・メイエが、新機種“BCXXI”を、自信を持ってお届けします。

BC XXI

“BCXXI” B♭クラリネット製品情報

  • 通常よりもベルを短くすることによって、クラリネット全体の響きを向上させています。B♭クラリネットの下管を数センチ延長し、新たな音孔を配置することで、LowEを豊かで生き生きとした音で奏でることができます。シャルモー音域が大幅に改善されています。
  • 長い下管のおかげで、驚くほど安定した楽な高音域を実現しています。
  • 最低音がLowE♭です。LowE♭のフィンガリングのままレジスターキーを押すと、B♭を出すことができ、楽器全体に振動を与えて響きのある音を生み出します。
  • 左手のバランス、特にC♯/ G♯、D/Aの音程・音抜けが大幅に改善されました。
  • 左手の指を同じ水平面に保つために、Dホールには人間工学に基づいた突起を設け、隣のリングキイ付きの煙突との高さを揃えています。Low Ebが楽譜に出てくる作品や、A管に持ち替えなくても良い場面で活躍します。
  • 短いベルとカーボンファイバー製のリングの使用により、従来のクラリネットと同等の重量です。

“BCXXI” 製品発表会 動画

2021年11月12日にフランスで開催された製品発表会の動画をこちらからご視聴いただけます。(英語)

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